日系大企業で手っ取り早く良い人脈を作る方法

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上司が人脈をつくれつくれとうるさい…でも人脈作るのなんてめんどくさいしなぁ…いい方法ないかな?

今回はこんな人に向けた記事です。

目次

大企業でついて回る魔の言葉「人脈作り」

大企業に入ってしまったサラリーマンについて回る言葉、それが「人脈作り」です。

コミュニケーションが苦手な人には身の毛のよだつワード。ぼくも正直そんな得意ではありませんでした。

しかし、多くのステークホルダーがいる大企業のサラリーマンなら避けては通れない道。

今回は大企業という迷宮に迷い込んでしまった迷える子羊たちに、「人脈作り」について攻略法を解説していきます。

なぜ人脈作りが大事か?

そもそもなぜ人脈作りが大事か?ここから確認していきましょう。

日系大企業において人脈作りが重要な理由、それは

「人脈があったほうが効率よく仕事ができるから」

です。

日系大企業は分業化がすすんでおり、一つの会社の中に部門が多いです。

例えば自動車メーカーの例。

  • ボディを作る部門
  • タイヤを作る部門
  • パーツを組み立てる部門
  • 車を売る部門
  • 労務管理部門
  • 財務部門…

等々…自動車という一製品を見ても、実に多くの人が関係しています。

自分自身がすべての部門に精通していれば何も困らないですが、組織が巨大な大企業ではそれはムリなこと。

大企業で仕事を効率的に進めるためには

  • どこに聞けば道が拓けるかわかる
  • いろんな部署に力を貸してくれる人がいる

これがめちゃくちゃ大事になります。

極論わかんないことは自分で調べればいいんですが、それでは時間がかかりすぎる。

なので、自分が各部門とのパイプを持ったハブのようになればかなり手を抜けるようになります。

上司が「人脈作りしろ!」というのはある意味大企業では理にかなったことなんですよね。

人脈作りは「自分がうまくサボるため」に必要なものと心得ましょう。

簡単3ステップ!人脈の作り方講座

はい。ここまでで大企業における人脈作りの大切は分かってもらえたと思います。

え?そんなの分かってるけど人脈の作り方がわからない?

安心してください。ちゃんとお教えします。

ぼくがこれから挙げる3つのポイントさえしっかり守れば、かなり人脈作りは楽になると思います。

また「近すぎず遠すぎず」という距離感をかなり意識して解説しますので、プライベートな時間を削って疲弊することもなくなります。

それではさっそく見ていきましょう。

その1:相手が気持ちよくなるコミュニケーションをせよ

まず1つ目はコミュニケーションのとり方についてです。

「相手が気持よくなる」これを徹底的に意識してください。

すべてのコミュニケーションの基本は相手に気持よくなってもらうこと、これに尽きます。

 人間は他人の名前など一向に気に留めないが、自分の名前になると大いに関心持つということを、ジム・ファーレーは早くから知っていた。自分の名前を覚えて、それを読んでくれるということは、まことに気分のいいもので、つまらぬお世辞よりもよほど効果がある。

カーネギー「人を動かす」

カーネギーの「人を動かす」にこの根拠があります。

99%の人間は自分にしか興味がありません。

あなたは集合写真を眺めるとき、まずは誰を見ますか?

友人?恋人?

答えは違うはずです。まず必ず最初に見るのは自分のはず。

そう、人間だれしも自分が大好きなのです。

ほかの人の経歴や自慢話なんてクソほど興味がありません。

だからこそ相手に自分語りの機会を与え、気持よくなってもらうのです。

「自分のことだけしか考えない人間は、教養のない人間である。たとえ、どれほど教育を受けても、教育が身につかない人間である。」話し上手になりたければ、聞き上手になることだ。興味を持たせるためには、まず、こちらが興味を持たせねばならない。相手が喜んで答えるような質問をすることだ。相手自身のことや、得意にしていることを話させるように仕向けるのだ。あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の百倍もの興味を、自分自身のことに対して持っているのである。

カーネギー「人を動かす」

自分語りしてもらうために必要なことはたった1つだけ。

相手に興味を持って質問攻めにする

ということです。

聞くことに困ったらとりあえず

  • 過去どんな仕事をしてきたか
  • 今どんな仕事をしてるか
  • 将来どんな仕事をしたいか

この3点を聞いていきましょう。

特におじさんであればあるほど「過去」の質問は抜群に効きます。それだけで小一時間話が止まらなくなる人もいます。

たった一回のコミュニケーションの場で「こいつは話がわかるやつ」と思わせれればこっちのもんです。

その2:誘われたイベントはなるべく参加せよ

2つ目のポイントは「誘われたイベントはなるべく参加する」ということです。

イベントに参加することは大きく2つの意味があります。

  • 相手の好意をブーストさせる
  • あのときはお世話になりました!のきっかけを作る

この2つは人脈作りにかなり有効なので覚えておいてください。

まず「相手が自分を何かに誘ってくれる」というのはかなり好ましい状況です。

そもそも好意がなければ誘いませんし、「あなたと時間を共有したい」という思いの表れです。

ここで自分がその誘いを承諾すれば相手の好意はかなりブーストします。

さらに自分が仕切る必要もないのでかなり楽。

よくあるシチュエーションが飲み会やゴルフですね。ぼくは暇な時はできる限り参加するようにしています。

さらにこのイベント参加戦略の本領が発揮されるのはイベントが終わったあと。

その人との間に「あのときはどうも〜!」という一つの楔ができます。

日系大企業においてはこの楔が死ぬほど大事で、これがあるためにもともと対立していた人がいきなり仲間になったりします。

ぼくもそんな経験が何回もあります。

日系大企業における最善の立ち回り方は「とにかく敵を作らない」ということなので、この楔打ちは特に大事にしてください。

これさえやっとけばわりとなんとかなります。

その3:「よっ友」ぐらいの距離感を心がけよ

最後の解説ポイントは距離感についてです。

仕事だけの付き合いの人とは「よっ友」ぐらいの距離感を心がけましょう。

よっ友という言葉はご存知でしょうか?

 街中などで遭遇したら「よっ」と軽く挨拶を交わすが、それ以上の付き合いはない、という程度の友だち関係を指す俗な言い方。 特に大学生の学内生活の話題において言及されやすい。

ちょうどぼくが大学生くらいのときに流行った言葉です。

「めちゃくちゃ仲良いわけでもないけど顔は見知っている」そんな状態です。

仕事上の付き合いではここを目指します。

理由を簡単に説明すると、仲良くなりすぎると逆に面倒なことが増えるからです。

頼まれごとが増えたり、今度は自分がイベントの企画を振られたり…

20代サラリーマンは家族サービスや副業などで忙しいので、むやみにプライベートの時間を切り売りしたくありません。

だからこそ、ちょうどいい距離感におさめる必要があるのです。

イメージとしては、恋愛ゲームの好感度カウンタを思い浮かべるような感じです。

自分に対してもう十分に好感を持ってくれている人には、日々のコミュニケーションだけ手を抜かずにしっかりとるようにしましょう。

プライベートな誘いも全部は受ける必要はありません。

きちんとした理由をつけて丁重にお断りします。

相手も大人ですから、何度かやりとりをしているうちに「こいつはこのくらいの距離感を求めてるんだな」と察してくれることが多いです。

こうなると「ビジネス上はちゃんと協力するよっ友」というもっとも好ましい関係が築けます。

まとめ:日系大企業は「仲間づくりゲー」

いかがだったでしょうか?

ぼくがこれまでに説明した、

  • 相手が気持よくなるコミュニケーション
  • 誘われたイベントはなるべく参加
  • 「よっ友」ぐらいの距離感をキープ

この3点さえ守れば、日系大企業ではかなりうまく泳いでいけるはずです。

日系大企業はその組織の巨大さと内向きな体質ゆえに社内にも敵が多いです。

しかも一度敵に回してしまうとリカバリが困難。

つまるところ、仕事がそこまでできなくても「仲間づくりが上手い人」ならそれなりにうまくやっていけます。

日系大企業は「仲間づくりゲー」と心得て、効率的に攻略していきましょう。

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この記事を書いた人

20代のしがない大企業サラリーマン。
経済的自由を得るために投資&ブログを開始。
入社5年目で1,000万円貯めた節約術と
ビビり投資家のリアルなポートフォリオを公開中。
好きな食べ物はカレーライス。

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