インデックス投資に「アレンジ・トッピング」が不要な3つの理由

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自分のポートフォリオはインデックス一本だけど、なにかオリジナルの要素を入れた方がいいのかな…?

こんにちは!らくーん(@raccoon__FIRE)です。
20代のサラリーマン投資家です。

投資をそれなりに続けていくと、

ほんとにインデックス一本で大丈夫なの?

とか、

もう少しリスクを取った方がいいのかしら…

とか思うことが増えてくると思います。

特に相場が好調な今は、もっと儲けれるんじゃないか?と考える人は多いと思います。

Twitterではレバレッジが流行っていますし、自分が流行に乗り遅れていそうな感じがどうしてもしてしまいます。

しかし、ぼくは結論から言うと「インデックス投資家はインデックスファンド一本でいい」と思っています。

今回はぼくが「インデックス投資にアレンジ・トッピングが不要だと思う3つの理由」について紹介していきます。

この記事を読むと分かること

  • インデックス投資家のPFはインデックスファンド一本でいい理由がわかる!

それではさっそく見ていきましょう!

目次

インデックス投資にアレンジ・トッピングは不要

インデックス投資を2年超続けてきたぼくの意見はこうです。

インデックス投資にオリジナルのアレンジ・トッピングは不要

ということは、裏を返せば、インデックス投資家はインデックスファンドのみに投資をすればいいということです。

長期での資産形成を考えている投資家は、個別株、レバレッジ、仮想通貨など余計なものに手を出す必要はありません。

何度も言いますが、効率的かつ堅実に資産形成するためには、

インデックスファンドへの投資のみで十分

だと思います。

では、なぜぼくがそのように考えるかについて、具体的な3つの理由を紹介していきます。

インデックス投資にアレンジ・トッピングが不要な3つの理由

ぼくがインデックス投資にアレンジ・トッピングが不要だと思う理由は3つあります。

その理由は以下の3つです。

  • インデックスファンドはすでに完成された投資商品だから
  • ポートフォリオの管理はシンプルな方が良いから
  • 「手間がかからない」というメリットが失われるから

順に解説していきますね。

インデックスファンドはすでに完成された投資商品だから

まず一つ目の理由は、「インデックスファンドはすでに完成された投資商品だから」です。

ここで一つ質問です。

皆さんはなぜインデックスファンドに投資をするのでしょうか?

  • ほったらかしでOKだから
  • 失敗する可能性が低そうだから
  • 長期で資産形成したいから
  • 〇学長がおすすめしていたから…

理由は人それぞれでしょうし、正直どれも間違っていないと思います。

でも、ぼくが思うに、インデックス投資をする一番のポイントは、

凡人でももっともお金を増やせる可能性が高いから

という一言に集約できると思います。

インデックス投資がここまで支持されている理由は、単にお手軽だから、とかみんなやってるから、とか単純なものではありません。しっかりとした理論的な裏付けがあります。

インデックス投資を支える超重要な理論が「現代ポートフォリオ理論」です。インデックス投資をしている人は名前だけでも必ず覚えておきましょう。

ざっくりとこの理論の中身を説明します。
※感覚的に理解をしてもらうことが目的のため、細かい部分のニュアンスの相違はご容赦ください。

ほとんどの投資家にとって、効率的にお金を増やすためには以下の2つが重要になります。

  • 期待リターンを上げること
  • リスクをできるだけ下げること

期待リターンが上がれば当然利益は増えますし、リスクが下がれば比較的安全に資産を増やすことができます。

多くの投資家にとっては、この2つの指標はとても重要です。

時はさかのぼり1950年代、ハリー・マーコヴィッツというとある優秀な経済学者はこう考えました。

期待リターンをできるだけ上げながら、リスクを減らすにはどうしたらいいだろう?

そして、試行錯誤を重ね、一つの結論にたどり着きます。

最も効率的な投資方法は「市場をまるごと所有すること」だ!

マーコヴィッツは、期待リターンを上げながらリスクを抑えるためには「市場をまるごと所有する」というのが有効な方法だと気づきました。

これを少し固い言葉でいうと「時価総額加重平均のインデックスファンドを所有する」という風になります。

均等加重平均と時価総額加重平均のイメージ
https://hiromethod.com/rsp-vs-spyより引用

イメージ図にするとこんな感じです。

株式の所有割合に自分の手を加えるのではなく、

大きい会社の株はたくさん持ち、小さい会社の株は少なく持つ

つまり、「時価総額に合わせてポートフォリオを作成する」ということです。

時価総額加重平均のインデックスファンドを所有することによって、理論上は「リスクを抑えながら、リターンを維持できる」つまり、「効率的にお金を増やす」という多くの投資家の目標を達成できるのです。

ちゃんと偉い人が考えた理論だったのね!

みんなが大好き「eMAXIS Slim 全世界株式」すでに全世界の株式に時価総額加重平均で分散されています。

つまり、「eMAXIS Slim 全世界株式」を買った時点で、すでに効率的にお金を増やす上で最適なポートフォリオになっているのです。

ここに自分が、

Appleをトッピングしてみよっと♪

というのはその最適なバランスを崩す行為になります。

リスクとリターンのバランスを測る指標を「シャープレシオ」といいますが、このトッピング行為は基本的にシャープレシオを下げる行為につながってしまいます。

ここまでのポイントをまとめると、

POINT
  • 効率的にお金を増やすためにはリスクとリターンのバランスが大事
  • そのバランスを最適化できるのが「時価総額加重平均のインデックスファンド」
  • 自分でトッピング・アレンジはシャープレシオを下げることにつながる

となります。

長期のインデックス投資をする方はぜひ覚えておきましょう。

ポートフォリオの管理はシンプルな方がいいから

2つ目は「ポートフォリオの管理はシンプルな方がいいから」です。

多くのインデックス投資家は10~20年という長いスパンでの資産形成を目安にしていると思います。

実際にぼくも最低20年は寝かせるつもりです。

資産形成が長期であればあるほど、ポートフォリオはシンプルな方が絶対にいいです。

なぜなら、自分がどこにどれだけの資産を持っているかが瞬時に把握できないからです。

ぼくは訳あって「VT」「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」「eMAXIS Slim 全世界株式」などインデックスファンドも複数所有していますが、正直これでさえちょっとめんどくさいです。

本当であれば「eMAXIS Slim 全世界株式」一本でもよかったなぁと思っています。

なぜなら、リスク資産と無リスク資産の割合が一目瞭然だからです。

これに個別株まで入ってきたら、

  • 自分がどれくらいのリスクを抱えていて
  • リバランスをする必要があるのかどうか

などを瞬時に判断することはできません。

あと18年間も資産が増減する度にリバランスをするのは正直めんどくさいし、それだけで滅入っちゃいそうです。

資産形成にできるだけ時間はかけたくないね。

それがインデックスファンド一本であれば、難しいことを考える必要はありません。

現金リスク資産(インデックスファンド)という2つのバランスだけ調整すればよいのです。

ちなみにぼくは「生活防衛資金」と「結婚資金」を除いた現預金はすべてインデックスファンドにぶちこんでいます。

長く市場に居座るためには、管理にかかる時間的なコストを最小化することも重要なポイントだと思います。

「手間がかからない」というメリットが失われるから

3つ目の理由が「手間がかからないというメリットが失われるから」です。

インデックス投資の大きなメリットが「とにかく手間がかからない」ということです。

このツイートにある通り、ぼくは銘柄分析もできなければ難しい専門用語も分かりません。

チャートを見て取引をしたことも、恥ずかしながらありません。

投資家を名乗っていいのかも怪しいレベル…

これらのことは決して自慢するべきことではないのは重々承知していますが、ぼくが言いたいのは、

銘柄分析できなくても、チャートを見れなくても、インデックス投資はできる

ということです。

そう、ぼくのような無能でも「商品をちゃんと選ぶ」「リスク許容度の範囲内で投資する」という最低限のルールさえ守っていれば、あとは文字通りほったらかしでいいのです。

この「手間がかからない」というインデックス投資の究極のメリットを捨ててしまうのはあまりにももったいないです。

ただし、趣味としてやっている人は除く。

多くの人にとって、投資は「目的」ではなく豊かに生きるための「手段」なはずです。

そこの順番が逆転してしまうと、本来投資を始めた時に設定したゴールとは違う場所にたどり着いてしまうかもしれません。

インデックスファンドを買ったら、「あと15年はオサラバ!」「上がっても下がっても知らん!」ぐらいのスタンスの方が、結果的にはうまくいくのだと思います。

ぼくたちの人生は投資だけではありません。

仕事、家庭、友人、趣味、スキルアップ…等々、やるべきことは山積みです。

投資に時間をかけてもそれに見合ったリターンが得られないなら、そのリソースを他に費やした方がはるかに合理的です。

インデックス投資家は投資した自分の資産のことなぞ、一度忘れるくらいがちょうどいいのでしょう。

暴落が来ても放置し続けるメンタルを磨くためには

暴落が来ても放置し続けるメンタルを磨くためにはどうすればいいのでしょうか?

ぼくは書籍で正しい知識を身に着けるのが一番の近道だと考えます。

インデックス投資を2年以上続けているぼくが実際に参考にしている本を紹介します。

インデックス投資家はこの3冊だけは必ず読んでおきましょう。

数千円以上のリターンは必ず得られます。

ともに市場に生き残り、複利の力で資産を増やしていきましょう。

まとめ:インデックス投資はシンプルに

ここまでの内容をまとめていくよ!

まとめ
  • インデックス投資に「アレンジ・トッピング」は不要
  • インデックス投資に「アレンジ・トッピング」が不要な3つの理由
    1. インデックスファンドはすでに完成された商品だから
    2. ポートフォリオの管理はシンプルな方がいいから
    3. 「手間がかからない」というメリットが失われるから
  • 資産形成はインデックス投資におまかせして、リソースは仕事・生活に投入!

合理的に考えれば、インデックス投資にアレンジを加えることはあまりいい手ではありません。

もちろん投資それ自体が趣味の人もいるでしょうが、ぼくのように投資を「手段」と捉えている人はあまりあれこれいじらない方がいいかもしれません。

インデックス投資で資産を増やしまくった「お金は寝かせて増やしなさい」の著者、水瀬ケンイチさんもそうおっしゃってました。

インデックス投資をしている人は、投資のことを考えるのはそこそこに、私生活の充実度も上げていくのがバランスのよい生き方だとおもう今日この頃です。

それでは、らくーんでした。また!

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この記事を書いた人

20代のしがない大企業サラリーマン。
経済的自由を得るために投資&ブログを開始。
入社5年目で1,000万円貯めた節約術と
ビビり投資家のリアルなポートフォリオを公開中。
好きな食べ物はカレーライス。

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